2026年2月17日火曜日

講習参加のご理解

 今年度より講習参加の申込みについて下記のご理解を頂き申込をお願いします。

起業から12年が過ぎ、これまで傷害保険の適用が1件のみという高い安全水準を維持してくることができました。しかし、近年の異常気象などはこれまでの経験則だけでは予測できないことも多く、また社会的なコンプライアンス(安全配慮義務の明確化)への意識向上を受け、より一層の安全を追求するため、今年度より「講習におけるリスクの事前共有」を明文化し、参加者様にはご確認いただくことといたしました。現場の特性や運営上の制約を事前に正しく共有することで、より安全かつ実効性の高い訓練を実施することを目的としております。

時代の変化に合わせた運営体制のアップデートとして、前向きにご捉えいただければ幸いです。


講習参加の申込みとご理解

起業(平成25年)以来、レスキュー技術の普及と安全管理の向上に努めてまいりました。これまでの傷害保険の適用事例は、河原での転倒打撲1件のみという実績を維持しております。

近年は気象状況の変化や自然環境の不確実性が高まり、また、社会的なコンプライアンス意識の高まりも踏まえ、参加前に想定されるリスクをご理解いただくため、本書面にて事前説明を行っております。

本講習(リバーレスキュー・ロープレスキュー講習)は、自然環境や水域、高所等を活用した実践的な訓練であり、その特性上、一定の危険(リスク)を伴います。安全確保には努力に努めますが、物理的・人的・環境的な制約により、すべての危険を完全に排除することはできません。

本講習は、知識と技術を習得し将来的な救助活動の安全性向上を目的としていますが、その習得過程(訓練)自体にも避けられない危険が含まれることをご理解ください。

想定される主なリスクの例は以下のとおりです(これらに限定されるものではありません)。

●講習スケジュール:会場や天候などの状況により予告なく変更される場合があります。予測できない事態により、一部の講習項目の実施見合わせ、または終了時間の繰り上げ・繰り下げが発生することがあります。

●環境要因:急流、冷水、水中障害物(ストレーナー等)、浮遊物、崖、落石、不安定な足場、天候の急変、増水など

※大雨・洪水・暴風等の警報発令時、または現場状況から危険と判断した場合は、口頭での説明のみとなる場合を含め、講習を中止または延期します。

※講習中は、最新の気象情報の確認に遅れが生じる可能性があることをご了承ください。

※講習開始後の参加料金の返金は行えません。

●技術・装備要因:コミュニケーションミス、判断や操作の誤り、ロープ・器具の破断や故障、結索ミス、装備の装着不備、ヒューマンエラーなど

●身体・心理要因:低体温症、溺水、脱水、熱中症、疲労、体調不良、パニック等による判断力低下など

●その他:予期せぬ事故、第三者の影響、不可抗力事象など、事前に想定しきれない要因

本講習はインストラクター1名体制で実施しております。安全管理には努めておりますが、すべての参加者の状況を常時完全に監視することには限界があります。そのため、参加者同士による相互確認(バディシステム)への協力をお願いします。

万が一事故が発生した場合は、加入していただく傷害保険の補償範囲および保険契約上の支払限度額を基準として対応いたします。

 上記内容を確認・理解し、リスクを認識したうえで、本講習への参加を申込ます。




2026年2月9日月曜日

地球温暖化

これから書く内容に、科学的な根拠があるわけではありません。

15年ほど前にどこかで聞いた話を、ふと思い出し、「一理あるかもしれない」と感じている、あくまで私なりのイメージです。

地球を「蓋をした鍋」に例えてみます。鍋の中には適量の水が入っていて、しっかり蓋が閉まっている。これを地球だとします。

温暖化がそれほど言われていなかった頃は、鍋全体が均等に温められ、ゆっくり蒸発し、蒸気が蓋に当たって水滴となり、ポタポタと鍋に戻ってくる。

この「ポタポタ」が、いわば雨のようなものです。水は循環しているだけで、大きな偏りはありません。

しかし温暖化が進むと、鍋の温まり方が均一ではなくなり、一部だけが強く加熱されて激しく沸騰し、別の場所では大量の水滴が一気に落ちる。そんな極端な状態になっているのかなぁと感じています。

これを地球に当てはめると、ある地域では大雨や大雪が続き、別の地域では雨が降らず、干ばつや乾燥が進む。同じ地球上なのに、水の分配が極端に偏ってしまう。

最近の気象が、そんな状況に近いように感じます。この冬も、日本海側では記録的な大雪。一方で太平洋側ではダムの水が減り、渇水。

  • 雪が降っても災害。
  • 雨が降らなくても災害。
  • 大雨も災害。
  • そして暑すぎる日も災害。

今後は寒さが和らぐ予報ですが、暖かくなると今度は大雨の被害がまた各地で起こるのではと思っています。

そんなことを、ふと考えています。





鍋に適当な量が入った水があり確実に蓋がされているのを地球とする。
温暖化と言われる前までは、まんべんなく温められ、蒸気となり蓋に付いた水滴がポタポタと鍋に落ちる。このポタポタが雨。地球の水分量に変化が無ければ、この確実に蓋がされた鍋を地球と考えた時に、温暖化とは一部の地域で大雨、大雪が降り、降らない地域では干ばつ、乾燥が発生している様に思う。鍋の一部(端)の場所で高温で沸騰され、別の場所(反対側の端)で大量に水滴が落ちている様な状況。

この冬も、日本海側で大雪、太平洋側ではダムの水が渇水。雪が降っても災害、雨が降らなくても災害、大雨も災害、暑すぎる日も災害。

これが地球の温暖化の怖さかと感じています。






2026年2月3日火曜日

情報量とタイミング

 「迷ったら、より安全な道を選ぶ」 これはリスクを抑えるための鉄則で、でも、安全を期すほど、どうしても「時間的なロス」が生じてしまう。これが現実かと。

効率的にリスクを減らし、スムーズに物事を進めるための鍵は、**「情報量」と「タイミング」**のバランスかなと私は考えます。

なぜ「情報」が必要?

情報の密度が高ければ高いほど、判断の精度が上がる。 十分な情報があっても、タイミング次第で結果が左右されることはある。だからといって「情報に意味がない」ということには無いと思います。

怖いのは、**「情報がないまま、勘だけで判断を下すこと」**。私、何度も失敗しています。

情報は、成功を保証するものでは無いでしょうが、致命的な失敗を避けるための「地図」やと思っています。

私自身、決して判断が早く、常に最新情報に精通しているタイプではありません。 逆に人の5倍は時間がかかるタイプです。状況を理解し動き出すまでに、動き出した後も集中力が無く、人より多くの時間を要しています。

ただ、その「時間の差」を埋めてくれるのが、蓄積した情報と、ここぞというタイミングを見極める目やと思っています。何度も、「あぁー!やっとけばぁ」と思ったことか。常にその瞬間だらけで人生をかなり損しているタイプです。

「情報量」を武器にして、「タイミング」を味方につける。この二つの掛け合わせ、人生ではすごく重要だと、また活動現場でもそうだと思います。

2026年1月14日水曜日

円安が進んでいます。

円安が進んでいます。

私が起業した13年前は、1ドル100円を下回っていましたが、現在では160円近くまで円安が進行しています。さらに欧米では物価上昇が続き、輸入商品の値上げは止まる気配がありません。

商品を輸入・販売している立場として、これらは直接的に影響を受ける問題ですので、それなりに意識しているつもりです。ただ、世間一般ではどの程度この現状を意識しているのだろうかと、少し不安になります。

家庭の金銭事情は、家族間ですら共有されていないこともあります。ましてや他人の懐事情となると、口に出すことも少なく、実情は分からない。

「だから何?」という声が聞こえてきそうですが、この状況が負の連鎖につながるんじゃないかと危惧しています。

昨年は大分県で大規模な火災が発生し、多くの民家が焼失しました。最近でも各地で地震が起き、また毎年のようにどこかで大雨による被害が発生しています。こうした災害に見舞われた際、物価上昇が復旧に大きな影響を与えます。

「火災保険に入っているから大丈夫!!」と思われている方も多いかもしれませんが、保証金額を一度見直してみてください。10年以上前に想定した建築費では、現在と同じ住まいを建てることは難しいのが現状です。住まいを建て直すだけの貯蓄がない方も少なくなく、やむを得ず自宅を手放し、住み慣れない環境での生活を余儀なくされるケースもあります。

50歳半ばの私は、「意識するのが遅すぎたな」と正直感じています。約30年もの間、物価の大きな変動をあまり感じずに過ごしてきた世代は、同じようにこの意識が薄いのではないでしょうか。私自身も、その一人です。

少なくとも救助や復旧に携わる公務員の方々には、金銭的な余裕を持ってほしいと思います。過度なストレスを抱えた状態での救助活動は、決して望ましくないでしょう。

今一度、ご自身のライフスタイルや貯蓄状況、そして火災保険の内容を見直すきっかけにしてもらえればと思います。



2026年1月9日金曜日

無知であるリスク

2026年が始まりました。

本年もどうぞよろしくお願いいたします。

2023.01.10更新 下記、解決しました。

年明け早々、いきなり「しくじって」しまいました。

前回のブログで「リスクを“理解せずに行う”ことが危険なんです」と書いておきながら、まさにそれを自分自身がやってしまいました。

仕事やプライベートを含め、少しでも効率化しようと新たなシステムを導入したのですが、ドメイン、サーバー、DNS、記録コード、暗号のような文字列……。説明を読んでも理解が追いつかず、無知がゆえに時間だけが過ぎていきました。どの順序で進めるべきか分からず、おそらく最初から手順を誤っていたのだと思います。

その結果、業務で使用している

mail@possibility-r.◯◯◯

のメールアドレスが現在使用できない状態となっており、毎日その復旧対応に追われています。関係者の皆さまには大変ご迷惑をおかけしており、申し訳ありません。

現在は、ホームページのトップページ「お知らせ」に記載している個人メールアドレス宛にご連絡をお願いいたします。復旧はもう少しのところまで来てはいるのですが、まだ時間が必要になりそうです。

今回のしくじりは、命に直接関わるようなミスではありません。しかし、仕事が止まるということは「仕事 → お金 → 生活」に直結します。そう考えると、間接的には決して軽い問題ではありません。

新年早々、思わずため息が出てしまう出来事でした。継続中


ポシビリティ合同会社

財田拓弥







2025年12月23日火曜日

2025年 の講習活動終了

 ありがたいことで、今年も多くの方に講習に参加頂きました。感謝です。

当然ですが講習では安全に行う事を心がけています。今年も事故なく終えることも出来ました。が、「安全管理」とはどこまでの事を言うのか、常に悩まされてしまいます。

すべてのリスクをゼロにすることは不可能だと思います、許容できるリスクを理解し、管理する。許容できるリスクって?となるんですけどね。

「危険は全部なくさなければいけない」、「危険が残るなら、やらない方が正しい」

でも無いですしね。排除できないリスクを“理解せずに行う”ことが危険なんですよね。

気付きなんだと思います。何十回練習しても、上手く行かない事はあります。私自身もいまだに、「なんや、そうやったんかぁ!」と言うのは、学ぶほどにありますね。

来年以降もそんな気付きに出会える講習を心がけたいと思います。講習料金があがっちゃうので、心苦しいです。2025年もお世話になりました。2026年も宜しくお願いします。


レスキュー3の講習は来年度4月より参加料金の改定があります。

改定した料金は以下の通りです。

令和8年4月1日以降

SRT-1  49,000円 → 54,000円税込(講習料、教本代、認定料) 保険料別500円

合計 54,500円

RRO 54,000円 → 60,000円税込(講習料、教本代、認定料) 保険料別1,000円

合計 61,000円

2025年11月2日日曜日

急流救助講習とドライスーツ

気がつけば、ずいぶんと更新が空いてしまいました。

前回のブログでは、大雨の影響について少し触れましたが、今年も各地で被害が見られました。ただ、私が想定していたほどの大規模な被害には至らず、被害に遭われた方々には大変申し訳ない言い方になりますが、少しほっとしたのが正直なところです。

それでも、今後もこうした災害の可能性を常に意識しながら生活していくことになるのだろうと感じています。


先日、急流救助の講習の依頼があり少人数でしたが実施しました。

季節が進んできたこともあり、3日目は最高気温14度、水温もかなり低い中での活動となりました。講習は毎年、6月から10月中旬ごろを目安に予定しているため、西日本ではこれまでドライスーツを使う機会がありませんでした。

5年前にそれなりに高価なドライスーツを購入したものの、結局使わずに終わるかと思っていたのですが……今回はさすがに必要を感じて着用しました。ドライスーツを実際に着たのは、思い返せば20年ぶりくらいです。実際に使ってみると、ドライスーツの「良さ」と「扱いにくさ」の両方を改めて体感でき、良い経験になりました。1回の使用でしたが、高価でも購入しといて良かった、助かったと思いました。


装備と活動時期のルール化について

さて、もし組織として3mm程度のウェットスーツしか装備していない場合は、「どの時期まで川に入るのか(気温・水温・活動時間などを含めて)」を客観的に決めておくことが重要だと思います。そして、その時期を超えたら「組織として活動しない」と明確にルール化しておくべきです。気合いや根性では通用しない、という現実です。無理をすれば、隊員が被害を受けることは明らかです。安全を最優先に、現実的な判断と準備を行うことが何より大切だと再認識しました。