2020年9月21日月曜日

急流救助講習の様子

先日の講習の様子。

旭川での講習でお目見えした空気注入型のスレッド。
水上バイク、IRBで曳航して使用する事も出来ます。
細かい動きは得意とします。安定感はラフトボート程ではありませんが、操船はラフトボートに比べて行いやすい。床(フロア)部分が平らな為、要救助者を安定した状態で搬送が可能。



江の川の講習では実技2日目は未明にまとまった雨が降り、講習開始直後に見る見る水位が上がりました。増水した環境でのロングスイムも良い経験となりました。




          











2020年9月1日火曜日

川の慣れと認識の違い

先日、ある団体の河川講習を2日間、川と隣接するキャンプ場で行いました。

8月の雨量も少なく水位は低い状況ではありましたが、流れの早い所では大人の方も歩けない程の流速はあります。

講習中、すぐ下流に20歳前後の若い方達が数名、川に入っているのが目に付き、最初は川岸の膝程の深さに腰まで浸かり水に戯れている感じでしたが、時間とともに腰の深さ、そして気付けば泳ぎだしています。さすがに注意を促しに声を掛けたところ、「流されない様に気を付けます!」と返事が返ってきます。

毎日のようにニュースで「見失った場所から何十メートル下流の川底で見つかりました。」と報道されても、「川に入る時はライフジャケットを着用しましょう」と注意を促されても、一般の方は流される危険の認識は有っても、沈む!と言う危険の認識はあまり無いように思います。

あまり綺麗な川ではありませんので、川に入る人も少ない所ではありますが2日間で2グループに注意を促しました。

その2グループを注意深く見ながらも講習を行っていたのですが、彼らに危険だという認識が無い訳では無いと感じました。最初は流れの穏やかな場所で膝位の水位で水遊びをしている感じですが、時間とともに川に慣れだし少しづつ深い位置へ移動しているように思います。

2グループのみですが、その慣れるまでの時間は5分とか短い時間では無く、30分、40分と経過した時間から体が川に慣れだし危険だという認識が知らない間に少しづつ薄れて行くように感じました。

慣れからの油断、そして川の危険の認識の違いなのかと感じた2日間でした。