2021年12月12日日曜日

ロープについて1

ロープについて

最近のロープには紫外線防止剤を含まれているらしく、以前ほどに紫外線劣化については神経質にならなくて良いらしい。(ブルーウォーターロープス社サイトより) だからと言って、外で保管したり、紫外線に当たる環境で乾かして良い訳ではない。保管はバックに入れ、日陰で干す事が望ましい。紫外線防止剤が入ってるから、ちょっと安心!なぐらいの気持ちですかね。

一般的なロープレスキューにおいて使用されている素材はナイロンやポリエステルが多く使用されています。これまでいくつかのメーカーのロープを使用してきた経験で話すと、外皮、内芯ともにナイロン素材の物が柔軟性があるかと思いますが、やや伸び易いかと感じてます。また、外皮、内芯がポリエステル素材のロープは伸びにくく感じますが、やや硬く結び等に煩わしさをやや感じます。

個人的には外皮ポリエステル、内芯ナイロン素材が使用しやすいかと感じていますが、これも外皮と内芯の比率、また編み込み数等によりますので、一概にナイロン素材が使いやすい、ポリエステル素材が使いやす、両素材を使用しているロープが使いやすいとは、ならないんです。

メーカーによって違いがあります、またメーカーも常に進化させてるはずですので、色々なメーカーの物を使用して自分にあった物を選ぶのが良いと思います。

ブルーウォーターロープス社のロープが一番!、って言った方が良いのだろうか(笑)。好みですし、そのメーカーも色々な種類のロープを生産しているので、私にとって1番でも皆それぞれですからね。安いものでは無いので慎重に選んで頂ければと思います。

2021年11月28日日曜日

大変ご不便をお掛けしています。

 11月初旬よりホームページからのご注文対応を休止させて頂いています。大変ご迷惑をお掛けしています。申し訳ありません。

代表の私の体調不良でこれまで通りの対応が出来無いことが理由です。今年に入りロープレスキュー、リバーレスキュー、船舶免許の講習活動、遠方への車での移動を含めると月に20日~25日の講習活動、その合間や当日にはご注文商品の対応等をしており、海では波の衝撃を受け、川では水圧を受け、ロープには吊られ、車の移動等で、約10カ月の間に知らず知らず身体に疲れが蓄積されていたようで、突然、左足に激痛が走り1人では何も出来ない状況に陥りました。

11月中旬から12月中旬までの毎週のロープレスキュー講習の申込を頂きながら全て対応出来ず、申込を頂いて居た方には大変ご迷惑をお掛けして申し訳ありませんでした。半年も前から楽しみにされて居た方も、前年開催が出来ず1年越の方もいらっしゃり、多くの方が参加を楽しみにされていましたが、自身の体調管理が出来ていなかったことを猛省しています。

回復にはまだ時間が必要となりそうですが、出来る限り早い回復が出来るように努力に努めます。まだまだ伝え切れていない、このままでは終われない気持ちがあります。年内の講習活動は全て中止とし今後は経過をみながら講習活動の再開については改めて皆さまにご報告させていただきます。 また、ホームページからのご注文についても、もうしばらく休止させて頂きます。ロープ等新しい商品の販売と講習活動の再開に意欲を持ち、再び充実した商品販売と講習を開催出来るよう前向きに取り組みたいと思います。 

現在、ご注文を頂いている方(入荷待ち)には商品の入荷次第に、随時発送させて頂きます。※本日現在VTプルージックは12月6日~10日頃入荷予定です。

12月中旬にはホームページからの商品ご注文も対応させて頂きます。12月中旬での発送で宜しければご注文を承りますのでご遠慮なく下記、メールまたは、FAXにて連絡頂ければ対応させて頂きます。

今後とも皆さまのご理解とご支援、ご協力を賜りますようお願い申し上げます。

ご不便、ご迷惑をお掛けして申し訳ありません。


メール:mail@possibility-r.com

Fax:072-943-0219

ポシビリティ合同会社 財田

2021年10月11日月曜日

河川急流救助 レスキュースレッド

今年も残すところ川の講習は月末にあと一回の講習となりました。

昨年より講習で使用しています空気注入型のスレッドです。
ラフティングボートより安定感は劣るものの操作性は良い。
軽く搬送が楽な点と、下記写真のようなテザーシステムも水圧が小さく、
最少人数に操作が行えます。
IRBや水上バイクに曳航して使用が出来ます。
近年、世界的にもこのタイプのボートが良く見かけます。




2021年9月14日火曜日

水難救助で重要な装備の一つ

救助装備はどの様な救助状況であれ重要なことは理解しています。
河川に関わらず個人装備は頭から足先まで自分を守るために必要なことも理解しています。
装備には必ずメリット、デメリットがあることも理解しています。

川においては足元、超重要です。!!
水圧に対抗するにも、迅速的な行動を取るにも、自分の身を守るにも。
僅かな流れで足が踏ん張れずに流された時には、
転んで頭部や体の一部を強打した時には、
命にかかわります。

天気の良いこんな条件で岸に上がる、水に入る事(転倒を恐れて)だけで苦労され、
自分の身を守るために慎重にゆっくりとしか行動が出来ず。

グリップ力の弱いシューズ(ブーツ)に関しては見直しを。
装備選びは慎重に。

スィフトウォーターレスキュー講習

 

2021年8月28日土曜日

ロープワーク セカンドステージ

 ロープワーク セカンドステージ

コロナ禍で厳しい状況が続きます。が、上記講習の参加希望があり10月15日(金)に予定を組みました。

この様な状況ですので、積極的に是非ご参加下さいとは言いにくいですが、コロナ禍でも救助事案は発生します。ちょうど学んでみたかったと思われる方はご検討下さい。

日程的にも少人数での開催にになると思います。

フレームを使用した基礎知識の講習です。




2021年7月23日金曜日

九州 スィフトウォーターレスキュー(SRT)講習その2

7月19日~21日 福岡県筑後川にてスィフトウォーターレスキュー講習を行いました。

朝倉市筑後川での講習は依頼を受けての講習となり7名が参加してくれました。 
あさくら観光協会や河川利用協会、B&G海洋センター、原鶴おんせんやぐるま荘、ボランティア活動等から7名が参加してくれました。 
やぐるま荘オーナーは4年前にも講習に参加して頂きました。地域活性化のため、SUPツアーや川のレジャーを始めようと矢先に平成29年に甚大な水害を受けた地域です。 また昨年からコロナの影響を大きく受けた温泉旅館などの観光業は現在、非常に大きなダメージを受けています。 

町を活性化させるために、川でのレジャー等を行う上では学ぶ必要があると感じられ声を掛けて頂きました。 

何か私も力になることが出来ればと感じた3日間でした。

講習中は速い流れでも水圧を上手に殺し、負担を少なくし対応されていました。



九州でスィフトウォーターレスキュー(SRT)講習その1

2021年7月13日~15日 大分県大野川でスィフトウォーターレスキュー(SRT)講習を行いました。 

 大野川での講習には消防の方と日本サバイバルセンターインストラクター2名、アウトドア愛好家1名の9名の方が参加してくれました。 大気が不安定で雷雨がいつ来るかとビクビクしながらでしたが結果的には良い環境(水量)で開催出来ました。

次回、大分県豊後大野市 大野川での講習には空席が有ります。ご検討下さい。

2021年6月27日日曜日

消防学校 初任教育 「水難(河川)救助」

 先日、愛媛県消防学校初任教育の水難救助研修で講師依頼を受け行ってきました。

初任教育で川の講習依頼を受けたのは初めてでした。この一例が今後に繋がれば良いなと思います。半年間の教育課程を過ごせば、それぞれの所属に戻り現場に出ることを考えると、それまでに少しでも川の知識や経験が有るのと無いのでは大きな違いがあります。初任教育では多くのプログラムを消化するなかで、発案者は思い切った行動だったと思います。声を掛けて頂いたことに感謝です。

約10年程住んでいた四国に久しぶりに伺い、過去に同じ職場で毎日のように一緒に川で仕事していた仲間2人に何年ぶりだろうか会うことが出来ました。1人はラフティングレース男子世界1位、1人はラフティングレース女子世界1位に上り詰めた彼らと短い時間でしたが過去の話に盛り上がり、その時に一緒に働いていた仲間の1人(現在、ニュージーランドで山岳ガイド)の話をしていた矢先に、本日のTV番組のグッと地球便に、その仲間が紹介されていたことに、偶然が重なりました。

レベルの高い仲間がこんなに近くに何名も居るのが不思議です。


2021年6月13日日曜日

レスキュー3 スィフトウォーターレスキュー講習

 先日、岡山県旭川でのレスキュー3 SRT1講習を開催しました。

次回、直近では大分県大野川(7月13日~15日)予定しています。








2021年4月19日月曜日

ボートのスタイル

 2021年度のリバーレスキュー講習の申込や問い合わせも増えつつあります。開催人数に達し開催がほぼ確定している河川もあります。(コロナ感染者の今後の増加に状況によっては中止の可能性もありますが。)

レスキュー3SRT講習では動力の使用はありませんが、当社の強みはラフトボート、スレッド、船外機、ウォータージェット、これらのタイプについてメリットやデメリット、メンテナンス等のボートの特徴について紹介させて頂きます。

レスキュー3 SRT1講習日程


今後、ボート導入をご検討している組織においては、購入前に知識を高めてからご検討を頂ければと思います。

※ロープレスキューに日程が大阪の12月以外はまだ組めていません。もうしばらくお待ち下さい。



2021年3月23日火曜日

もやい結び

もやいを漢字で書くと、「舫」と書く。意味を調べると、船と陸地を繋げると言う意味。

また英語ではbowlineと書く、船の前(船首)を英語でbow(バウ)と言う。

それでもやい結びの事をバウラインノットと呼ぶ。


生活に変化があり救助スタイルが変わる。

ロープの結びも、もともと船を活用した生活があってこそ舫(もやい)結びが生まれたのであれば、ハイラインシステムは船が座礁し取り残された人を救助したところから生まれたと聞いた話に納得がいく。


そして、この船の話はやがて空に結び付く。

4年前より動力船の勉強を開始して、まさかロープ、船、空と結び付くとは思ってもいませんでした。


bowlineをローマ字読みでバウラインと発音。最近では誰が言い出したのかブーリンと英語読みで呼ばれる。ちなみに、ポケトークでバウライン、ブーリンと私の発音では正確に訳される事は有りませんでした。

ただしTie off the rope、untieと発音すれば、ロープを結んで下さい、解いて下さい。と訳されました。

2021年3月16日火曜日

レスキュー講習依頼

 コロナウィルスの影響もあってか、2020年終盤より組織(グループ)での講習依頼が例年より多く1月、2月、3月と寒い環境でも依頼を頂き感謝いしています。


グループでの講習参加のメリットは

気兼ねなく受講出来るのでリラックスして参加でき、質問がしやすい。標準化が出来、講習後の練習も行いやすい、講習日程、講習会場、集合時間や解散時間の融通が利く等が上げられます。


グループでの講習参加のデメリットは

他の地域の方と交流が出来ない、ぐらいでしょうか。


少人数でも出来る限り開催出来る様に努力に努めます、まずはご遠慮なくお問い合わせ下さい。

mail@possibility-r.com

財田拓弥






2021年2月22日月曜日

ドライスーツ(水面用)販売予定

 低い水温、河川氾濫都市型災害では確実に必要な装備と理解していながらこれまで、ドライスーツ(サーフェイス(水面用)の販売には抵抗がありました。

手首、首のラテックスゴムの劣化や着脱時の破損を懸念していました。手首、首をネオプレーン(ウェットスーツ生地)素材であればその心配がありません。着心地も締め付け感がラテックスゴム程に苦しくなく、快適です。足首から下はラテックスソックスですが着脱時に指(爪)で引っ掛けるなどの心配は少ないと思われます。

 また水の浸入が無い商品に浸入する可能性として生地の心配もありました。この商品は生地も頑丈で担当者曰く10年以上保管していても。と話してくれていました。商品が届き確認しましたが、確かに、これはかなりしっかりとした、悪条件でもかなり耐久性が高そうな生地です。

 「これは良い!」と頷けます。

 有難いのはドライスーツを入れるバックが付属され、着脱時はバックを広げてシート代わりにすることでラテックスソックスにも傷が付きにくくなります。他に付属品として使用後のクリームや耐久性を高めるジッパーに付けるケア用品が付属しています。

 数年前よりノーザンダイバー社の商品を取り扱い、現在販売しているプロセーフブーツ、PFDサバイバープロも同じメーカーになります。担当者よりアドバイスを頂き現在に至ります。潜水用のドライスーツ等、ダイビング商品の取り扱いとドライスーツを自社工場で生産しているだけに安心出来る商品です。

 名入れ、その他のオプションでポケットや、ソックスをシューズに変更するなど対応してもらえます。

来月、まだ冷たい川の水で確認してみたいと思います。












2021年2月12日金曜日

2021年 レスキュー3 スィフトウォーターレスキュー講習

 2021年 レスキュー3スィフトウォーターレスキュー講習日程を更新しました。

講習項目にボートの特徴について紹介する項目があります。実技では手漕ぎタイプのラフトボート等の使用になりますが船舶、水上バイクの教員として活動していますので動力についてもメリットとデメリットについても紹介させて頂きます。


レスキュー3スィフトウォーターレスキュー講習日程



組織や複数で申込の場合は講習日程以外でも調整出来ますのでご遠慮なくお問い合わせ下さい。※会場により最低人数を設けています。


2021年1月19日火曜日

2021年 最初の講習

2021年も宜しくお願いします。
コロナウィルス収束を願いつつ、皆様引き続きご自愛下さい。

気温の低いこの時期に遠方より講習依頼を頂き開催しました。
一部でしたが雪上での講習は久しぶりでした。今回は一部でしたので、大きな影響は有りませんでしたが、雪上では足の踏ん張りが利きません、足元も考えものですね。


1年と少し前から始めた自宅でのヨガは継続しているおかげで柔軟性は出てきました。ただ、数十年ほったらかしの身体は芯まで柔らかくなってはいませんが、今年はプラスして自宅で筋トレ(自重ですが)も進める事が出来ればと思っています。

20年以上の経験で培ったものを1人でも多くの方へ知識と技術を伝えるため長くこの業務に就けるように体作りと、そして更なる知識、技術アップに今年も励みます。

2021年も宜しくお願いします。