2024年12月17日火曜日

ロープ径

 伸び率の低いロープが日本各地に広がり始めたのは20数年前頃からでしょうか。

2人荷重には、「G(一般的)ユース 12.5mm 径」と広がり始め、また、どこかしらか、アメリカ式やヨーロッパ式と世間では言われ始めていたように思います。

メインロープとビレイロープのシステムから、時は過ぎ、最近ではツー(two)テンション、ツイン(twin)テンションと言うシステムに移行しつつあるようですが、錯綜しているではないでしょうか。国外でも著名な方が、それぞれ見解を出しており錯綜しているようです。

これまで、3mのロープに200㎏の重りを落下させての落下テストも2本のロープに荷重がかかるシステムを用いるのであれば、この落下テストも変化してくるのではと思います。

また、ロープ径もこれまで1本のロープに預ける荷重、それが崩壊した時にバックアップとなるもう1本にかかる衝撃荷重に対応出来る強度が必要とされていました。が、2本のロープに荷重が常にかかるシステムでは、それだけの強度が必要となるのか。今後、変化するかもしれません。

上記2本のロープに荷重が分散されるシステム、ナイロンやポリエステルより強度や熱に強い素材等が使用されることによりロープ径は11㎜よりも、さらに細いロープの使用が増えてくるかもです。

山岳地帯や斜面での救助では、垂直な壁面に比べると衝撃荷重はかかりにくいとなると、軽量化されたロープ径の細い物が使用される傾向に進むかも。

動きの変化がこれまで以上に速い時代に突入していると思います。12.5mmの資機材で揃えていた組織では、「オォーマイゴッド!!」と叫ばれている組織もあるのでは。12.5mmのロープじゃいけない訳ではありませんので。

2024年のレスキュー講習は全て完了しています。ご参加頂いた皆様ありがとうございました。

2025年は大阪府貝塚市で1月22日(水)~24日(金)に3日間の講習が急遽確定しました。

2025年も宜しくお願い致します。


ポシビリティ合同会社

財田 

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