円安が進んでいます。
私が起業した13年前は、1ドル100円を下回っていましたが、現在では160円近くまで円安が進行しています。さらに欧米では物価上昇が続き、輸入商品の値上げは止まる気配がありません。
商品を輸入・販売している立場として、これらは直接的に影響を受ける問題ですので、それなりに意識しているつもりです。ただ、世間一般ではどの程度この現状を意識しているのだろうかと、少し不安になります。
家庭の金銭事情は、家族間ですら共有されていないこともあります。ましてや他人の懐事情となると、口に出すことも少なく、実情は分からない。
「だから何?」という声が聞こえてきそうですが、この状況が負の連鎖につながるんじゃないかと危惧しています。
昨年は大分県で大規模な火災が発生し、多くの民家が焼失しました。最近でも各地で地震が起き、また毎年のようにどこかで大雨による被害が発生しています。こうした災害に見舞われた際、物価上昇が復旧に大きな影響を与えます。
「火災保険に入っているから大丈夫!!」と思われている方も多いかもしれませんが、保証金額を一度見直してみてください。10年以上前に想定した建築費では、現在と同じ住まいを建てることは難しいのが現状です。住まいを建て直すだけの貯蓄がない方も少なくなく、やむを得ず自宅を手放し、住み慣れない環境での生活を余儀なくされるケースもあります。
50歳半ばの私は、「意識するのが遅すぎたな」と正直感じています。約30年もの間、物価の大きな変動をあまり感じずに過ごしてきた世代は、同じようにこの意識が薄いのではないでしょうか。私自身も、その一人です。
少なくとも救助や復旧に携わる公務員の方々には、金銭的な余裕を持ってほしいと思います。過度なストレスを抱えた状態での救助活動は、決して望ましくないでしょう。
今一度、ご自身のライフスタイルや貯蓄状況、そして火災保険の内容を見直すきっかけにしてもらえればと思います。