2016年3月5日土曜日

ロープ高所作業における労働災害の発生状況

厚生労働省では、ロープで労働者の身体を保持してビルの外装清掃やのり面保護工事などを行う、いわゆる「ロープ高所作業」について、労働安全衛生規則及び安全衛生特別教育規程の改正を行いました。

死亡災害の要因内訳 96%が「墜落」によるもの
① 作業中に支持物(緊結元)からロープが外れ(ほどけ)墜落
② 屋上やのり肩での準備作業中や移動中に墜落
③ 作業中にロープと安全帯との接続を外して(接続せず)墜落
④ 作業中にロープが切れて墜落
⑤ 作業中にロープの支持物(緊結元)ごと墜落
⑥ 安全帯(フック)が壊れたものを使用して墜落
⑦ ロープが短かったことから下降時に墜落
⑧ その他

ビルの外装清掃やのり面保護工事業者の方は支点作成やロープの降下上昇の知識や技術の習得よりも、外装清掃やのり面保護工事の知識や技術の習得に時間を掛けても支点作成や上昇降下の知識や訓練は殆どないと聞いた事が有ります。上昇降下の訓練1日のみ翌日には清掃や工事をロープを使用して高所での作業を行っている業者も有るとの事です。全ての業者では有りません。この様な業者は他にない事を期待していますが、たまに見る清掃業者の作業姿勢の取り方に大丈夫なのかなぁと心配してしまう事もあります。
ロープを使用して高所での作業であれば、外装清掃やのり面保護工事と同じ様に支点作成、上昇降下、資機材の扱い全てを含めて知識と技術の習得が必要とされると思いますね。

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