転覆しても復元出来るラフトボート等の空気注入型の船、水上バイクは訓練で流速や巻き返し、波の高さ等、どのレベルで転覆するか、その機材の限界幅が把握しやすい。
転覆時に怪我をしない保証はないが、転覆する限界まで、または限界を超えて(転覆)訓練し経験する事が出来る。
先日、河口付近での小型船舶免許講習時、前日までの大雨で川幅が広く海からの風で川の下流から上流への流れがあり、一時的(状況はすぐに落ち着きました)にわりと大きな波が出来ていました。
過去に日本一の激流と言われる四国吉野川や海外でのラフティングガイド経験がある私にはラフトボートではあまり恐怖を感じない程度の波の大きさでしたが、転覆する事が許されない動力船ではどのレベルまで対応出来るのか転覆経験が無いために少し恐怖を感じました。恐怖を感じたところで既に私の限界であることは間違いないのですが、それでは船の性能を活かしきれていません。
動力船での限界を知るには、まだまだ経験が不足していると感じた日になりました。
下記の画像は、まだ穏やかな状況ではありますが、川幅の広さや真ん中に流木が流れているのが辛うじて確認出来ます。(パソコン、タブレットやスマートフォンのサイズによっては流木は確認が出来ないかも知れません)その流木の大きさは2~3mはありました。
動力船の弱点には、水深や転覆が許されないだけでなく、増水時に上流から次々と流れてくる流木やゴミ、これらの接触や、これらが冷却水の吸込み口を塞いだり、プロペラに巻込むなどすればエンジントラブルの原因となり推進力を失ってしまいます。
広い面積で被害が起こる都市型洪水では動力船(空気注入型を含む)は威力を発揮しますが使用にも注意が必要と感じました、とは言えラフトボートの様な手漕ぎボートでは迅速性に欠けます。
広い面積で被害が起こる都市型洪水では動力船(空気注入型を含む)は威力を発揮しますが使用にも注意が必要と感じました、とは言えラフトボートの様な手漕ぎボートでは迅速性に欠けます。
状況判断から使用する機材の選択は非常に難しいと感じることが出来た日になりました。
流木やゴミが流れてくる災害時に近い訓練も簡単に出来ない為に判断もより難しくなります。
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