2020年9月1日火曜日

川の慣れと認識の違い

先日、ある団体の河川講習を2日間、川と隣接するキャンプ場で行いました。

8月の雨量も少なく水位は低い状況ではありましたが、流れの早い所では大人の方も歩けない程の流速はあります。

講習中、すぐ下流に20歳前後の若い方達が数名、川に入っているのが目に付き、最初は川岸の膝程の深さに腰まで浸かり水に戯れている感じでしたが、時間とともに腰の深さ、そして気付けば泳ぎだしています。さすがに注意を促しに声を掛けたところ、「流されない様に気を付けます!」と返事が返ってきます。

毎日のようにニュースで「見失った場所から何十メートル下流の川底で見つかりました。」と報道されても、「川に入る時はライフジャケットを着用しましょう」と注意を促されても、一般の方は流される危険の認識は有っても、沈む!と言う危険の認識はあまり無いように思います。

あまり綺麗な川ではありませんので、川に入る人も少ない所ではありますが2日間で2グループに注意を促しました。

その2グループを注意深く見ながらも講習を行っていたのですが、彼らに危険だという認識が無い訳では無いと感じました。最初は流れの穏やかな場所で膝位の水位で水遊びをしている感じですが、時間とともに川に慣れだし少しづつ深い位置へ移動しているように思います。

2グループのみですが、その慣れるまでの時間は5分とか短い時間では無く、30分、40分と経過した時間から体が川に慣れだし危険だという認識が知らない間に少しづつ薄れて行くように感じました。

慣れからの油断、そして川の危険の認識の違いなのかと感じた2日間でした。









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